猫婦人の生活管理術

時短、節約、幸せを叶える生活術

小説6 仕事の日の朝

目が覚めると7時半。今日は仕事だ。「仕事嫌だなぁ」と煙草を一本吸い、洗濯機を回す。なんだかんだ言ってコインランドリーには一回しか行っていない。 曇りでも、雨が降らなければ乾くのだ。今日は晴れ間も見えるらしい。冷凍ごはんをレンジに入れる。冷蔵庫から梅干しとシソを出す。コーヒーメーカーをセット。 ポットに珈琲、ペットボトルにお茶を入れる。梅干しとシソを刻み、解凍されたごはんに胡麻と一緒に入れて混ぜ、おにぎりを二個作る。 仕事に持って行く飲み物と食べ物。コンビニで調達はしない。全部手作りなのは健康や節約のためと言うよりも、 私がマメで手間を手間と思わないからって理由が一番大きいような気がする。おやつにチョコとビスケットも。ビスケットはワンちゃんにもあげる。 あんまりおやつはあげちゃいけないみたいなので、内緒で。洗濯ものを干し、皿を洗い、床を雑巾がけする。 仕事から帰って来て部屋が汚いという状況は避けたい。可能な限り遅くから始まる仕事を選んでいるのでできること。 昨夜今の犬っころの書いた詩を全部読んで「キミは私がいなくなっても、また新しい詩を書ける人だと思うよ。キミは誰かに愛されるし、誰かを愛せる人だから」と メールを送ったけど返信はなかった。こういう場合単に寝ていたとか、メールに気づいていないという凡ミスのケースが多いけど、それでまた私の機嫌を損ねる。 間の悪い男だ。もう5日会っていない。今日は仕事の前にカルディでひと月分の珈琲豆を買おう。以前はドトールで月末のセールの時に買っていたけど、 仕事先でカルディを冷かしたら、一袋300円も安い!そして味もいいので鞍替えした。ひと月分2000円也。リュックに荷物を詰め、持ち物を書いた紙を見て確認。 全部終えても家を出るまで2時間も余る。ばたばたと仕事へ行きたくない。気持ちに余裕を持って行きたい。まるで散歩でもするように。 電車に乗って14分の街へ。